ロッキンポッピンの洋楽紹介

日本であまり知られていない海外ロック・ポップアーティストについて書いています

Ricky Montgomery (リッキー・モンゴメリー) 好きな曲紹介!

以前にもアメリカのシンガーソングライター Ricky Montgomery (リッキー・モンゴメリー) について経歴などの紹介ブログを出したことがありますが、今回はそのブログには書いていないおすすめの曲を5曲紹介します!

経歴などを知りたい方はこちらのブログを参照してください!

1. Boy Toy

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2023年8月発表のシングル曲。ノリの良い「トゥットゥットゥッ~...♪」という口ずさむ声から始まります。この時点ですでに中毒性がある...。とてもキャッチーで可愛いイメージのある曲です。

「Boy toy」には、「女性と体だけの関係を持っている若い男性」という意味があります。この曲の歌詞を見ると、その男性はその様な関係でも喜びを感じており、彼女にとって自分は「運命の人 (The one)」ではないことも自覚しています。ポップなメロディーとは対照的で、悲しい現実です。

2. Snow

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2016年リリースの1stアルバム「Montgomery Ricky」に収録されている曲。私は、恋人との苦い別れを歌った曲だと解釈しています。

Cメロのエモーショナルなメロディーが曲全体をより切なくさせています。アウトロの「Tada-tada-tada-tada-tada-tada...」という部分も、タイトルの通り雪 (snow) が空からちらちらと降ってくる様子が頭に浮かびます。

3. Sorry For Me

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2022年にリリースされたシングル曲。Ricky の母親の再婚相手の男が逮捕されたという出来事について歌ったとても重く悲しい曲です。その男は言語的かつ身体的に家族を虐待しており、当時 Ricky はまだ19歳でした。

この曲を世に出すのに約10年かかっていることを考えると、彼にとってはトラウマ的な、心に傷を負わせるような苦しい体験を歌にするという、とても勇気のいるプロセスだったと思います。

4. Paper Towel

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2023年リリースのアルバム「Rick」の収録曲。個人的にそのアルバムの中で一番好きな曲です。サビの脱力感のある気だるげな歌い方とメロディーに中毒性があります。

内容は、パートナーともっと深く愛のある関係を築きたいと思っている語り手が、その気持ちに応じてくれないパートナーに対しての苛立ちと悲しみを歌ったものです。

5. My Heart Is Buried in Venice

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2016年リリースの1stアルバム「Montgomery Ricky」に収録されている曲。アコースティックギターの音が美しい、とてもスローで哀愁的なメロディーの曲です。

歌詞も暗くて、私の解釈では親しい人との悲痛な別れを歌っています。「My heart is buried in Venice (私の心はヴェニスに埋められている) Waiting for someone to take it home (誰かが (心を) 家まで持ち帰ってくれるのを待ちながら)」とサビで歌っています。

 

最後に

Ricky Montgomery の個人的に好きな曲5曲を紹介しました。5曲全て、歌詞が暗めで重いテーマのものもありました。Ricky は明るい内容の曲も何曲かありますが、基本的に暗く苦しい感情を歌った曲が多いんだなと、今回改めて気付かされました。

この記事で少しでも Ricky Montgomery に興味を持っていただけたら嬉しいです!

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【洋楽】2月の個人的再生回数トップ曲&アーティスト

stats.fm for Spotify Music App」という、自分の Spotify の履歴を基にトップアーティスト、トップトラック、総再生時間などの統計を出してくれるアプリが、2月のまとめを用意してくれたので、見ていきたいと思います!

トップ曲

1位: They Don't Know How To Fall In Place - The Lemon Twigs

2位: FMU - Last Dinosaurs

3位: Afterlife - Last Dinosaurs

4位: American Pie - Don McLean

5位: My Golden Years - The Lemon Twigs

 

なんと、同じアーティストが2つもダブっています笑 好きになったらとことん聴きまくる、私の性格が出てしまいました。3位の「Afterlife」は1週間ほど前に聴き始めたばかりなのにランクインしていたのが意外でした。

 

トップアーティスト

1位: Last Dinosaurs (ラストダイナソーズ)

2位: The Lemon Twigs (ザ・レモン・ツイッグス)

3位: The Wannadies (ザ・ワナダイズ)

4位: FUR (ファー)

5位: Don McLean (ドン・マクリーン)

 

こちらも、「やっぱりな」という結果でしたが、1つ4位の FUR がなぜ入っているのかはあまり自覚がないです。ちょこちょこは聴くんですがランクインするとは!

2月は「新しいアーティストを深く知る」という心意気で聴いていることが多かったので、今まで眼中になかった Last Dinosaurs や The Wannadies がランクインしていますね。

 

ちなみに、私は1週間ほど前にこの stats.fm のアプリに月33円の課金 (1年間のみ) をしてみました。

かなり便利なアプリだし、キャンペーンで格安だったので実験的な課金です。Spotify からこれまでのデータファイルを取り寄せてそれを stats.fm にアップロードしないと、完全な統計データは見れないので、まだ取り寄せ中の私は完全な統計は見れていません

データファイルが送られてくるの、秘かな楽しみです。

 

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【洋楽】最近よく聴く楽曲5選

1. My Golden Years - The Lemon Twigs

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私の「推し」バンドの一つ、アメリカの The Lemon Twigs (ザ・レモン・ツイッグス) が2024年1月にリリースした曲。兄弟バンドで、今回は弟のマイケルがボーカルをしています。これぞレモンツイッグス!というような最高にポップな一曲です。内容は、「1秒1秒を大切にし自分の可能性に向かって生きる」というポジティブなものになっています。彼らの特徴の一つである、美しいバックコーラスも存分に堪能出来ます!私のSpotifyのここ半年の再生回数ランキングでも堂々の1位になっているくらい聴いています笑

2. I'm Still Standing - Elton John

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イギリスの大物ミュージシャン Elton John (エルトン・ジョン) による1983年の曲。Elton John は個人的に全然聴いたことがなかったのですが、YouTubeのおすすめで出てきて、直感的に「いいな!」と思い、リピートしています。

3. Piledriver Waltz - Arctic Monkeys

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イギリスのロックバンド Arctic Monkeys (アークテック・モンキーズ) の2011年リリースのアルバム「Suck It And See」の収録曲。独特なリズムとボーカル Alex Turner (アレックス・ターナー) の気だるげな歌い方がクセになります。

4. American Pie - Don McLean

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アメリカのシンガーソングライター Don McLean (ドン・マクリーン) が1971にリリースしたアルバム「American Pie」の収録曲。もう50年以上も前の曲なのが驚きです!8分以上もある長めの曲でが、じっくり味わいながら聴きたい曲です。歌詞の解説は長くなるでのこちらではしませんが、メロディーはキャッチーでどこか悲しい匂いもします。

5. American Idiot - Green Day

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アメリカのロックバンド Green Day (グリーン・デイ) の2004年のアルバム「American Idiot」のタイトルトラックです。始めから終わりまで「ロック!」というような力強い曲です。何となく「マイケミ (My Chemical Romance) が作りそうな曲だな」と最初は感じました。

 

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スウェーデンのオルタナティブロックバンド「The Wannadies (ザ・ワナダイズ)」を紹介したい

概要

1988年スウェーデンで結成されたバンドです。1990年から2002年にかけて6枚のアルバムを出しており、その間に主に北欧やフランス、イギリスなどでツアーを行ったり音楽フェスに出演したりと活動していました。日本にも来たことがあるそうです。

2009年に解散し、ボーカルの Par Wiksten (パー・ウィクステン) のみがソロ活動を始めました。

7年後の2016年に再結成し、2020年にはニューシングルも発表しています。

 

 

おすすめの曲

The Wannadies の個人的に好きな曲を紹介します!

1. You & Me Song

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私が The Wannadies を知るきっかけとなった曲。Spotify のおすすめ機能で流れてきて、直感的に「いい!」となりました。サビに行くまでが割と小声で囁くように歌われているのですが、サビで一気に盛り上がります。そのギャップがかっこいいです。歌詞は、恋人の日常を歌っていて、可愛い歌詞です。

2. Someone Somewhere

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1997年にリリースされたアルバム「Bugsy Me」に収録されている曲。1番にも2番にも男性ボーカルと女性ボーカルが一緒に歌う所があるのですが、そこがキュートで良いです。

3. Never Killed Anyone

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1992年発表のアルバム「Aquanautic」に収録されている曲。元気のいいドラムから始まり、非常にキャッチーでポップなメロディーが炸裂しています。こんなに良い曲なのに、YouTubeの公式音源の再生回数は、わずか400回でした(;_;)

4. Don't Like You (What The Hell Are We Supposed To Do)

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1999年リリースのアルバム「Yeah」の収録曲。「ガーン!」という低いピアノの音から始まり、気だるいメロディーと歌い方のAメロとBメロ。全体的に切ない雰囲気の曲です。

5. Soon You're Dead

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2分弱の非常に短い曲ですが、イントロからかっこいいエレキギターの音が鳴り、Aメロもサビもとてもキャッチーです。「お前はすぐ死ぬ」という物騒なタイトルの通り、歌詞も「もう僕 (または私) には近寄らせない」とか「もう二度と僕の手を握らせない」など、とげとげしいです。でもポップなメロディーによって緩和されています笑

 

最後に

いかがでしたか?日本でも (多分アメリカなどでも?) あまり知られていないスウェーデンのバンドを紹介しました。1曲でも「いいな」と思う曲があったら嬉しいです。私も、まだ知らない曲がたくさんあるので、これから聴いていきたいと思います!

【洋楽】最近ハマっている楽曲5選

1. Ask - The Smiths

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イギリスのロックバンド The Smiths (ザ・スミス) が1986年にリリースした曲。とてもキャッチーで明るいメロディーの曲です。シャイで内気な男性が、それを長所として捉えている、という内容です。ボーカル Morrissey (モリッシー) の低くて深い歌声も魅力的です。

2. wtf - boy pablo

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ノルウェー出身チリ系のシンガーソングライター boy pablo (ボーイパブロ) による2018年の曲。1分11秒と、非常に短い曲ですがメロディーに中毒性があり、何度も聴きたくなります。

3. Sloop John B - The Beach Boys

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元々バハマフォークソングだった曲を、1966年に The Beach Boys (ザ・ビーチ・ボーイズ) がアレンジして発表した曲。明るいメロディーラインに惹かれて好きになりました。

4. Bulletproof Heart - My Chemical Romance

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アメリカのロックバンド My Chemical Romance (マイケミカルロマンス) が2010年にリリースしたアルバムの収録曲。歌詞は、「心に傷を負った人がその傷を糧に強くなる」というような意味合いがあります。ボーカルの Gerard Way (ジェラルド・ウェイ) の感情のこもった歌い方もすごくマッチしています。

5. Chest Piece - Rome Hero Foxes

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アメリテキサス州出身のバンド Rome Hero Foxes (ローム・ヒーロー・フォックシーズ) が2018年にリリースしたアルバムの収録曲。スローで気だるい感じのメロディーや歌声から始まりますが、58秒頃から一気に曲調が激しめのロック調になります。まるで1曲の中に2曲あるみたいで聴きごたえがあります。

【洋楽】雨の夜に聴きたい悲しい雰囲気の曲5選

雨が降る夜にぴったりの洋楽を5曲紹介します。

1. Vincent

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アメリカのシンガーソングライター Don McLean (ドン・マクリーン) による1972年発表の曲。彼が、世界的有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホの自伝を読んだ後、ゴッホの絵画「星月夜 (The Starry Night)」を見ながら書いた曲だそうです。ゴッホの芸術が持つ美しさや、彼の苦しみに寄り添うような歌詞が美しく悲しいです。

2. Out Like a Light

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アメリカのインディーバンド「The Honeysticks」とシンガーソングライター Ricky Montgomery (リッキー・モンゴメリー) による一曲。とてもゆっくりで気だるい雰囲気があります。ダンスフロアでこの曲が流れていたら、ゆったりと静かに踊れそうです。

3. Between The Bars

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アメリカのシンガーソングライター Elliott Smith (エリオット・スミス) が1997年に発表した曲。数々の映画やドラマの挿入歌として使われています。彼の特徴である、囁くような静かな歌声が際立っています。Elliott Smith についてもっと知りたい方はこちらのブログをぜひご覧ください!

4. Dreams Tonite

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カナダのポップバンド「Alvvays (オールウェイズ)」による一曲。儚い感じの女性ボーカルで歌われている悲しげな曲です。「もし通りであなたのことを見かけられたら、今夜夢であなたのことを見られるだろうか?」と歌うサビが最高です。

5. Moscow Rules

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元イギリスのロックバンド Oasis (オアシス) のボーカル Liam Gallagher (リアム・ギャラガー) が2022年に発表したアルバムに収録されている曲。おそらく全て短調のメロディーで、力強い彼の歌声と対照的な悲しい歌詞とメロディーが良いですね。

【スピッツ】私が人生で初めて買ったCD

このブログでは、普段は洋楽の紹介をしていますが、今回はいつもと少し違うことを書いていきます。それも邦楽についてです。笑

 

さて、本題に。私が人生で初めて買ったCDは、スピッツの2nd アルバム「名前をつけてやる」です!

経緯

買ったのは中学3年生の時。

なぜ初めて購入したCDがスピッツの中では結構マイナーな「名前をつけてやる」だったかというと、地方に住んでいる私が行けるCDショップにはアルバムは「名前をつけてやる」しか無かったからです(-_-;)

スピッツ好きの母親の影響で、幼少期、車の中ではいつもスピッツのアルバムが流れていました。小さいながらにも、「空も飛べるはず」や「冷たい頬」、「スカーレット」、「恋は夕暮れ」、「ハチミツ」などの曲を漠然といいなーと思っていたのを覚えています。

それから数年後、YouTube を見始めたことをきっかけに、スピッツにさらに深くハマっていきました。高校1年生の頃にはスピッツの全曲制覇していました。

そして数年間公式ファンクラブにも入会していました。

 

ハマった過程

当時は「ハチミツ」のCDが欲しかったのですが、今となっては初CDが「名前をつけてやる」で良かったと思っています。

 

初めて聴いた時は、全体的に「ちょっと暗くて地味だなー」と思いながら、何度か繰り返し聴いていました。

そしてある時、1週間ほど音楽が全く聴けない状態にあった時期があり、その間に無性に「名前をつけてやるを聴きたい!」という気持ちが出てきました。自分でもビックリしましたが、知らぬうちに「名前をつけてやる」にハマっていたのです。

1週間後、再び曲を聴けるようになった時はもう真っ先に「名前をつけてやる」を聴きまくりました。笑

 

特に好きな曲

私が特に好きな曲は、

 

・名前をつけてやる

・鈴虫を飼う

・胸に咲いた黄色い花

魔女旅に出る

 

です。

 

「名前をつけてやる」だけ、1度だけライブで聴くことが出来て、その時の感動は凄いものでした。

「鈴虫を飼う」はギターの三輪テツヤさんが作曲した、かなりレアな曲ですが、マサムネさんの唯一無二の歌詞と哀愁漂うメロディーが最高にマッチしていて、何度も聴いていました。

 

最後に

37分と短めのアルバムですが、1曲1曲に個性があり、いつもあっという間に聴き終わってしまう、私にとっては「魔法のようなアルバム」です。

1991年1月リリース、今年で33周年です。マサムネさんの歌声はさすがに20代ということで今よりも高くて若い感じですが、今聴いても古くなく胸に沁みる傑作だと思います。

 

いつも洋楽ばかり聴いている私にとっては珍しく邦楽についての記事でした。

スピッツは私が聴く数少ない邦楽バンドの一つで、何歳になっても聴き続けます!