ロッキンポッピンの洋楽紹介

日本であまり知られていない海外ロック・ポップアーティストについて書いています

イギリスのインディーロックバンド FUR (ファー) のおすすめ曲5選

FUR (ファー)イギリスのブライトンで2015年に結成されたインディーロックバンドです。大まかな経歴などを知りたい方は、こちらのブログを参照してください!

FUR 2023年発表のシングルのPVより

1. Nothing (Until Something Comes Along)

どこか1970年代のような雰囲気がある曲。「君が泣きながら僕の腕に飛び込んでくるのを見るためだけに安いワインと電車代にお金を使ってしまった」という終盤の歌詞がなんだかリアル、それでいて皮肉的なのが好きです。

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2. Waiting on You (Coming Back Home)

曲全体を通して鳴り続くエレキギターのリズミカルな音が聴いていて心地良い曲。2020年にリリースされたEPの中の1曲でPVもありませんが、個人的には主役級にキャッチーで楽しい曲だと思います。

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3. If Only

失恋について歌った曲です。ロックだけど切ないメロディーがお気に入り。特にエモーショナルになるCメロで終わる、珍しい構成の曲だと思います。

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4. Holding Up The Sun

FURのファーストアルバムの最後から2番目に収録されている曲。終盤に向かって感じられるアルバムのフィナーレ感と壮大さが良いです。「僕は全世界に対して信頼を失っている」や「僕の居場所を教えてくれ」などネガティブな歌詞が続きますが、「そんな自分を救ってくれるのは君だけ」で、その「君」のために「僕」は「いつでも太陽を持っていてあげるよ (I'll always be there holding up the sun)」という歌詞で締められます。

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5. Brother

ブラザー(兄弟) のような存在の人との別れを歌った切ない曲。アコギだけが使われていて、シンプルですが胸に刺さるような歌詞とメロディーが最高です。最後30秒のハミングがとても美しいです。

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Elliott Smith (エリオット・スミス) 個人的に好きな曲

Elliott Smith (エリオット・スミス)アメリネブラスカ州出身のシンガーソングライターでしたが、2003年に34歳という若さでこの世を去ってしまいました。

私が彼のことを知ったのは2020年。Spotifyのおすすめ機能でたまたま流れてきた Baby Britain (ベイビーブリテン) という曲を聴いた時でした。

彼は、ギターのみならず、ピアノ、クラリネット、ベース、ドラムなど様々な楽器を弾きこなすマルチプレイヤーでした。囁くようなソフトな歌声が特徴的です。

そんな Elliott Smith の個人的おすすめの曲を5曲紹介していきます!

 

1. Baby Britain

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個人的に、サビよりもAメロの方が好きなメロディーです。彼の特徴である、「優しいのに芯がある」歌声が際立っている一曲。正直そこまで盛り上がりはないですが、なぜか繰り返し聴きたくなる曲です。

2. Waltz #2 (XO)

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Elliott Smith の代表曲の一つ。全体的にキャッチーで明るい雰囲気の曲です。この曲のサビの歌詞が、彼が卒業した高校の記念碑に刻まれています。

3. Pictures Of Me

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囁くような優しい歌声とシンプルな楽器の音色のAメロから始まります。2番ではFワードが使われていたり、声が力強くなったりと穏やかな中にも彼のタフさのようなものが感じられる一曲です。

4. Son Of Sam

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「Son of Sam」というのは、アメリカの1970年代のシリアルキラーのあだ名ですが、この曲はそのシリアルキラーとは無関係だそうです。Wikipediaに載っている彼の説明によると、この曲は「昨日見た夢の内容を語っているような曲」で「破壊と創造力についての印象派的な歌」だそうです。全体的に不穏な雰囲気をまとったメロディーがクセになります。

5. Pitseleh

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間奏のピアノの深く情熱的な音色が美しく、幻想的な傑作です。Pitselehは、イディッシュ語で「小さい子」とか「かわいい人」という意味で、大切な人に親しみを込めて使う言葉です。しかし、その「大切な人に見合わない自分」に怒り、悲しんでいるような歌詞で締められます。海外の歌詞考察している人の中には、「自殺をほのめかしているような歌詞もある」と解釈している人もいて、なるほどなとも思いました。いずれにしても、全体的に胸が張り裂けるような悲愴をまとった曲です。

最後に

このような才能溢れる素敵なアーティストの新曲をもう聴くことが出来ないのは、とても悲しいですね...。彼はもうこの世にはいませんが、これからも彼の曲を聴き続けたいと思います。

The Lemon Twigs のニューシングル紹介!

アメリカのロックポップバンドThe Lemon Twigs (ザ・レモン・ツイッグス) が1月の新曲発表に続き、2月7日にまたニューシングルをリリースしました!

彼らは今年5月にニューアルバムを発表する予定で、今回の2曲のシングルも収録されます。

今回は、2月に出た曲 "They Don't Know How To Fall In Place" を紹介します!

 

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曲について

The Lemon Twigsらしい、ポップで懐かしい感じがするメロディーです。今回は、兄のブライアンがボーカルを務めています。サビはかなり高音になりますが、サラッと簡単そうに歌っているところがブライアンらしいなと思いました。間奏のキーボードの音色が力強くも可愛いらしくてクセになります。毎度のことながら、他のメンバーがバックコーラスを歌うところは、The Lemon Twigs らしい美しさと心地よさを出しています。

PVについて

兄のブライアンが移動式ベッドで寝ていて、それを弟のマイケルが道路の真ん中で押している、シュールな場面からスタートします。サビでは、ダダリオ兄弟だけではなく、ベースとドラムのメンバーも登場します。途中、リアルな風景写真をバックにブライアンとマイケルが安っぽいCGのように飛び回っている場面が何度かあります。笑 The Lemon TwigsのPVにしては珍しい笑いの要素があり、見ていて楽しかったです。

最後に

やはり、The Lemon Twigs は期待を裏切りませんね!今年に入ってすでに2曲新たに出していますが、今回紹介した曲も含めて非常に中毒性があり、耳に心地良い美しいメロディーやハーモニーが最高です。5月に発表されるニューアルバムにも期待大です!

最近ハマったオーストリアのバンドLast Dinosaurs (ラスト・ダイナソーズ)

オーストリアで2007年に結成されたインディーロックバンドLast Dinosaurs (ラスト・ダイナソーズ)。メンバー4人のうち3人は日系で、日本に何度もツアーなどで来たことがあるそうです。



バンド名の由来が、私の好きな邦ロックバンド「the pillows」(ザ・ピロウズ) のLast Dinosaur という曲から来ているということで、数年前に代表曲である “Eleven”を聴いていいなーと思っていた程度でした。


そんな中、ふとしたきっかけで先月 Last Dinosaursのアルバム “Yumeno Garden”をとりあえず聴いてみましたが、それがとてもかっこよくて…

まだ知らない曲も沢山ありますが、とりあえず今回は私の個人的おすすめ曲を5曲紹介したいと思います!

 

1. Eleven

Last Dinosaursの特徴の一つに少しエフェクトのかかったような歌声があります。その特徴も、この曲でよく聴くことが出来ます。サビのメロディーからスタートする、とても勢いのある曲です。

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2. FMU

イントロから首を振ってノリたくなるような曲。PVでも、ボーカルSean (ショーン) がジャンプしたり動き回ったりする楽しげな様子が見れます。サビで思いっきりFワードを使い、感情が強く出ているような、荒っぽい心の声がストレートに聞こえてくるような曲です。

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3. Put Up with the Weather!

2022年と割と最近にリリースされた曲。メロディーがとにかくキャッチーかつカッコいいです。

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4. Afterlife

こちらも、2023年9月と最近に発表された曲。爽快感の中からどこか哀愁漂う雰囲気うを感じ取れるメロディーが良いですね。

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5. Sense

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カッコいいギターのイントロから始まる曲。Aメロからとにかく疾走感が痺れます。内容は、恋人か友人との別れを歌ったものです。「すべての夜を覚えている。朝になるまで2人で屋根の上で一緒だった。でももうそれも永久に失われてしまった。風が凧をさらっていった様に。」という、切ない歌詞が特に好きです。

 

最後に

いかがでしたか?私もまだまだ Last Dinosaurs 初心者ですが、これからもアルバムなどを聴き込んで、お気に入りを増やしていきたいと思います!Last Dinosaurs に関わらず、「この英語の曲の和訳を知りたい!」などのリクエストがあれば、コメント欄で教えてくださいね!

【洋楽】夜のドライブで聴きたい疾走感のある曲5選

Cake By The Ocean

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DNCEというアメリカのバンドが2015年に発表した曲。少しミステリアスな雰囲気のメロディーから始まり、サビがキャッチーでノリの良い曲です。私が普段聴くアーティストのタイプではないですが、ラジオでたまたま流れてきていいなと思って以来、たまに聴いています。

Teenagers

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本ブログではたまに出てくるアメリカのバンドMy Chemical Romance (マイ・ケミカル・ロマンス) 2006年に出した曲。叫ぶ感じのサビが最高にロックでかっこいいです。思わず首を振りながら歌いたくなります。

DJ Got Us Fallin' Love 

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アメリカのR&BシンガーソングライターUsher (アッシャー) が2010年にリリースした曲。ダンスフロアやパーティーで流れていたらみんながノリノリになりそうなチューンです。こちらも私が好むタイプの音楽ジャンルではないですが、キャッチーさや声に惹かれて好きになりました。

Popscene

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イギリスのロックバンドBlur (ブラー) による1993年の曲。30年も前の曲ですが、古さを感じさせない、元気の良いインストルメントのサウンドと、サビの最後の歌詞、"Popscene alright!"とその後に続くトランペット?の音がかっこいいです。

Roll With It

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イギリスのロックバンドOasis (オアシス) が1995年に発売したアルバムの収録曲。「まさにロック!」という王道的なサウンドやメロディーですが、オアシスならではのオリジナリティーがあります。ボーカルのLiam Gallagher (リアム・ギャラガー) の声もやはり最高にクールです。

【洋楽】明るい気持ちになれるメロディーの曲5選

Don’t Stop Me Now

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誰もが知るイギリスのロックバンドQueen (クイーン) が1978年に発表した曲。Aメロから突き抜けるような爽快感と、一緒に歌いたくなるメロディーがポイントです。フレディー・マーキュリーの良い声が最大限に発揮されています。

Waterloo

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スウェーデンのポップグループABBA (アバ) が1974年に発表した曲。疾走感のあるイントロから、キャッチーなサビまで全てがキラキラしたイメージの一曲です。ベルギーやオランダ、アイルランドなどヨーロッパ各国のその年のチャートで1位を獲得しています。

We Are Golden

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イギリスのポップシンガーソングライターMIKA (ミーカ) の2009年の曲。ポップでキャッチャーなメロディーと、勇気をくれる歌詞が魅力的です。PVで楽しそうにはしゃぐミーカも見ていて面白いです。

Sunday Sunday

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イギリスのロックバンドBlur(ブラー) が1993年に発表した曲。元気の良い打楽器の音から始まり、早口のサビ?がリズムよく、聴いていて心が弾みます。個人的にブラーの中でトップクラスに好きな曲ですが、YouTubeの再生回数は少なめです。

Daydream Believer

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アメリカのバンドThe Monkees (ザ・モンキーズ) が1968年に発表した曲。日本でも某コンビニ店が日本語カバー版をCMソングで使っていた時期がありました。サビを聴いたことある方も多いと思います。ハッピーで前向きな気持ちになれるメロディーがお気に入りです。

個人的選りすぐりの洋楽曲を集めたプレイリストの中身

私は、Spotifyプレミアムに入って音楽を聴いています。プレイリストは数々作っていますが、いいなと思った洋楽曲だけをジャンル問わず集めたプレイリストがあるので、その中でも特によく聴く曲を18曲紹介します!

 

At Least I’m Not As Sad (As I Used to Be)

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アメリカのポップ・ロックバンドfun. (ファン) の2009年の曲。キャッチーでノリの良いメロディーですが、冷めた感じの歌詞が魅力です。

Like Or Like Like

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アメリカのインディーポップバンドMiniature Tigers (ミニチュアタイガース) が2008年にリリースした曲。かっこいいドラムの前奏と、疾走感のあるサビが良いです。

Settle Down

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アメリカのシンガーソングライターRicky Montgomery (リッキー・モンゴメリー) の2022年の曲。ここ最近Rickyは重いテーマの曲が多い中で、この曲は歌詞も前向きで明るくノれます。

Him and Her

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イギリスのロックバンドFUR (ファー) が2019年にリリースした曲。「バンドサウンド!」という感じのメロディーが痺れます。PVもレトロでお洒落です。

Dead!

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アメリカのロックバンドMy Chemical Romance (マイケミカルロマンス) による2006年発売のアルバムに収録されている曲。出だしからのシャウトや疾走感溢れるサウンドが最高にかっこいい一曲です。

Choke

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I DON’T KNOW HOW BUT THEY FOUND MEという、私が知っている中で1番長い名前のバンドの曲。ポップ/ロックで爽快感のあるメロディーですが、内容は殺人を犯す人の気持ちを歌った曲です。

Baby Britain

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アメリカ出身のシンガーソングライターElliott Smith (エリオット・スミス) の1999年の曲。彼らしい落ち着いた雰囲気の中に力強さのある一曲です。

New Light

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アメリカのシンガーソングライターJohn Mayer (ジョン・メイヤー) によるラブソング。盛り上がりには欠けますが、なぜか中毒性のある曲で、特に2番後の間奏のギター音がかっこいいです。

Roses

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インドネシアのインディーポップ歌手Kurosuke (クロスケ) の2019年の曲。かっこいい声と、お洒落な展開が魅力的です。

Eleven

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オーストラリアのロックバンドLast Dinosaurs (ラスト・ダイナソーズ) による曲。ちなみに、このバンド名の由来は日本のロックバンドthe pillows (ザ・ピロウズ) の曲であるLast Dinosaurから取ったそうです。

Charmless Man

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イギリスのブリットポップを代表するロックバンドBlur (ブラー) の1996年のシングル。初期のBlurらしいポップで爽やかなサウンドとCharmless Man (魅力のない男) をディスるような歌詞が好きでよく聴いてます。

I Wanna Prove To You

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アメリカの兄弟ロックバンドThe Lemon Twigs (ザ・レモン・ツイッグス) の年の曲。このブログでは度々登場する曲ですね。笑 PVが面白いのでぜひ見てみてください。

Pink Triangle

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アメリカのロックバンドWeezer (ウィーザー) の1997年の曲。Spotifyでたまたまおすすめされて聴いたら好きになった曲です。

Married With Children

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イギリスのロックバンドOasis (オアシス) の1994年のアルバムに収録されている曲。アコースティックなサウンドとメロディーが心地良いです。

Get Down

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アイルランド出身のシンガーソングライターGilbert O’Sullivan (ギルバート・オサリバン) が1973年に発表した曲。彼らしいポップで思わず口ずさみたくなるメロディーが良いですね。

Follow the Leader

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アメリカのロックドゥオFoxygen (フォキシジェン) による2017年の曲。背中を押してくれるような歌詞が良いのと、間奏のバイオリンの音色が流れるようで美しいです。

Karma Police

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イギリスのロックバンドRadiohead (レディオヘッド) の1997年の曲。全体的に悲しくて暗い雰囲気のサウンドが綺麗な曲です。

The Bakery

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イギリスのロックバンドArctic Monkeys (アークテック・モンキーズ) が2007年にリリースした曲。こちらも、Spotifyのおすすめ機能で発見したお気に入りの曲です。

 

以上、洋楽の中でも特によく聴く楽曲紹介でした!

やっぱりアメリカ出身歌手の比率が高いですねー。もっと多国籍な視点で色々なアーティストを発見していきたいものです。

あなたの選りすぐりのプレイリストの中身や、おすすめのアーティストなどがあれば、ぜひコメント欄でぜひ教えてくださいね!