ロッキンポッピンの洋楽紹介

日本であまり知られていない海外ロック・ポップアーティストについて書いています

【洋楽】曲調からは想像できない衝撃的な歌詞の曲5選

初めて曲を聴いた時、「この曲かっこいいなー」とか「メロディーが心地良いなー」と感じることあると思います。でも後から歌詞をしっかり読んでみるとキャッチーで美しいメロディーとは裏腹に残酷な内容の歌詞だったりする曲があります。今回は私が選んだ歌詞が衝撃的な曲5選を紹介します。


Choke

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I DON’T KNOW HOW BUT THEY FOUND MEという、かなり長い名前のアメリカのバンドの曲。かっこよくてノリの良いメロディーとは対照的に、殺人について歌っています。「君が窒息して死ぬのを笑顔で見ている」や「舌を噛んで窒息死したらいい」など、かなり怖い歌詞が所々に散りばめられています。

Billy Brown

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イギリスのポップシンガーソングライターMIKA (ミーカ) による曲。メロディーはとてもキャッチーでキュート、口ずさみたくなります。歌詞の内容は、結婚して子供もいるBilly Brownという名前の男性について歌った曲ですが、序盤に彼が男の人に恋をしてしまいます。彼とこっそり会っているBillyですが、ある時メキシコに行き、そこで女の人とも関係を持ってしまいます。話の顛末は語られていませんが、サビはそんなBilly Brownを勇気づけるような内容です。

The Bully

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アメリカの兄弟ロックバンドThe Lemon Twigs (ザ・レモン・ツイッグス) の2ndアルバム収録曲。ピアノのサウンドが特に光っていて流れるようなメロディーはとても美しいです。歌詞は、学校でのいじめっ子の暗い過去や、家族とのこじれた関係、母親が亡くなった理由などが歌われています。綺麗な歌声やサウンドとは対照的なダークな歌詞がクセになって何度も聴いてしまいます。

Alone Again (Naturally)

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アイルランド出身のシンガーソングライターGilbert O’Sullivan (ギルバート・オサリバン) による曲。全体的に哀愁漂う、落ち着いたメロディーが心を落ち着かせてくれます。しかし歌詞はとても暗く、序盤で主人公の男性は投身自殺をほのめかしています。その後、彼が結婚式で結婚相手から逃げられてしまったという、彼の落ち込んでいる理由が明かされます。そして終わりには、男性が親の死について回想するなど、最後まで暗い内容です。

Anybody Else But Me

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イギリスのロックバンドFUR (ファー) のシングル曲。こちらは、上の4曲ほどダークではないですが、歌詞は「自分以外の皆は自分より優れている」や「自分が頑張ったとしても絶対に勝てない」、「自分じゃない誰かになりたい」など自己嫌悪や他人への羨みを歌った曲です。明るいサウンドとは対照的でそこがまた良いですね!

【洋楽】女性シンガーが歌うおすすめの曲5選

Love You Right

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Shannon Lauren Callihanというアメリカのシンガーが歌う曲。3年ほど前に、たまたまマクドナルドで流れていてこの曲を知りました。サビの高音の繊細な表現が素敵。

 

Kalmia Kid

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chloe moriondoという歌手による曲。アコースティックな仕上がりと哀愁感のある声がお気に入りです。ちなみに、上のYouTube動画の彼女と現在の彼女のビジュアルのギャップに驚きました。笑 気になる人は調べてみてください!

 

My Only One

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Moccaというインドネシアのバンドが2004年に発表した曲。このボーカルはとにかく声がキュートで澄んでいて、聴いていて癒しになります。歌詞は1番も2番も同じですが、なぜか飽きない中毒性のある曲です。

 

Make Your Own Kind Of Music

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2000年代に放送されていたアメリカのドラマLost (ロスト)で流れていて、そこから知りました。Cass Elliotというアメリカの歌手が歌っており、1969年に発売されています。今から50年以上も前の曲です。シンプルだけどメッセージ性のある歌詞も元気をくれる明るいメロディーも好きなポイントです。

 

Stay With Me

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Better Loveというバンドの曲。新しいバンドのようで、インターネットでもどこ出身なのかなどの情報を見つけられませんでした。Spotifyのおすすめで流れてきて知ったのですが、メロディーが良くて初聴きで好きになりました。内容はストレートなラブソングで、かっこいい感じのボーカルの声質も良いです。

 

以上、女性ボーカルの洋楽5選でした。もし興味がある洋楽の和訳や「こういう雰囲気の洋楽が知りたい!」などのリクエストがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

The Lemon Twigsのライブに行ってきました

2023年10月13日、アメリカニューヨーク州ロングアイランドで行われたThe Lemon Twigsのライブに行ってきました!

彼らがアメリカツアーを行っている今の時期と、たまたま私がアメリカに旅行に行っている時期が重なったので、今回ライブに参加することが出来ました。

ライブ会場のサインにThe Lemon Twigsの名前が!

ちなみに、The Lemon Twigsは私が1番好きなロック・ポップバンドの一つです。アメリカ出身のBrian (ブライアン)とMichael (マイケル)の兄弟がメンバーで、2016年から活動しています。

The Lemon Twigsについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください!

※写真について:本当は私が撮影した演奏中の写真も投稿したかったのですが (海外アーティストは基本個人の撮影OK)、著作権などが分からなかったので、投稿はしないことにしました。

ライブレポート

ライブは、彼らの地元ニューヨーク州ロングアイランドにある小さめのライブシアターで行われました。夜9時から開始と遅めのスタートでした。

私の席は、会場の前寄りの真ん中にある座る席でした。前方だと、立ち見ですぐ近くで見られますが、私は近距離というより全体が見たかったので、その席にしました。

9時少し過ぎにメンバー2人とサポートベーシストとドラマーが登場。意外とあっさりしていました。笑

演奏した曲

セットリストを全部覚えていないのでネットで調べたところ、23曲演奏したみたいです。カバー曲や未発表の新曲も何曲かありました。以下セットリストです。

 

The One

In My Head

Ghost Run Free

What You Were Doing

Please Stand By (The Shivversのカバー)

Live in Favor of Tomorrow

Any Time of Day

I Wanna Prove To You

Foolin’ Around

No One Holds You (Closer Than The One You Haven’t Met)

Queen of My School

Peppermint Roses (新曲?)

Hell on Wheels

Way Over My Head (Flamin’ Grooviesのカバー)

Corner of My Eye

Tailor Made

Golden Years (新曲?)

Rock On (新曲?)

Leather Together

When Winter Comes Around

I’ll Feel a Whole Lot Better (The Byrdsのカバー)

Hold Me Tight (The Beatlesのカバー)

感想

BrianとMichaelの両者がリードボーカルを務めていますが、2人ともとにかく声が良かったです!良い意味でCD音源を聴いているようで安定していました。

2人とも、心から音楽を楽しんでいるのが見て聴いていて伝わってきて、嬉しくなりました。

特に弟のMichaelは、叫んだり演奏中に脚を広げて飛び跳ねたりと自由奔放という感じで見ていて楽しかったです。笑

BrianもたまにジャンプしたりMichaelとリズムをとりながら体を揺らしたりしてノっていました。

私が特に好きだった演奏は、Queen of My SchoolCorner of My Eyeです。Queen of My SchoolはThe Lemon Twigsの中で好きな曲の一つなので、Michaelの熱い歌声を聴けた時はめちゃくちゃ嬉しかったです!

Corner of My Eyeは、CD版ではBrianのみが歌っていますが、ライブではサビの最初の部分をMichaelが歌っていてレアな演奏でした!

あと、私はインスタで2人のご両親の写真を何度か見たことあるので顔を知っていたのですが、会場でご両親を見た時はびっくりしました。笑

地元だからなのか、2人とも息子たちの演奏を最後まで見ていました。

まとめ

海外アーティストのライブは今回初めてで、それが私の1番好きなバンドの一つだったのは本当にラッキーでした。演奏、雰囲気、トークなど全てが素晴らしくて、最高の時間を楽しめました!The Lemon Twigsがもっと好きになれた、特別な体験でした!人生であともう1回は彼らのライブに行けたらいいな...!

 

【洋楽】キャッチーでポップなメロディーの曲5選 (2020年代)

Thrills 

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インドネシアのバンドGrrrl Gangが2020年にリリースした曲。17歳の少女の青春について歌われていていて、バンドサウンドと女性ボーカルがよく合います。

As It Was

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元One Direction (2010年代に世界的に人気だったイギリスのボーイズバンド)のメンバーで、歌手のHarry Stylesによる曲。流れるようなメロディー全体のイメージは、夜の高速道路のドライブ(?)のような感じです。

It Was Not Meant To Be 

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Oasis (90年代イギリスのロックバンド)のボーカルLiam Gallagherによる曲。彼の力強くて独特な歌声はソロになった今で健在です。

Ghost Run Free

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このブログでは度々登場するアメリカのバンドThe Lemon Twigsによる2023年のアルバムに収録されている一曲。思わず声を出して一緒に歌いたくなるほどキャッチーで楽しい曲です。

Barbaric

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90年代ブリットポップを代表するイギリスのロックバンドBlurが2023年にリリースしたアルバム曲。歌詞は暗いですが、Blurらしいサウンドがクセになります。

【洋楽】個人的に声が好きなボーカル5人

Gerard Way (ジェラルド・ウェイ)

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アメリカのロックバンドMy Chemical Romanceのボーカル。透き通っていて少年のような声が曲を引き立てています。Cancerという曲はガンを患った人の心情を歌った曲で、主人公の苦しみや悲しみが歌声から感じられます。

Sam France (サム・フランス)

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アメリカのインディーロックデュオFoxygenのボーカル。あまり無いタイプの歌声と歌い方がユニークで気に入りました。Follow the Leaderという曲で特にそれが表されていて、サイケデリックな雰囲気の曲調と合っています。

Brett Anderson (ブレット・アンダーソン)

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90年代ブリットポップを代表するイギリスのロックバンドSuedeのボーカル。高めでユニークな歌声が特徴です。特に私が好きな曲はSo Youngという曲で、歌い出しから彼独特の声が発揮されています。

Ricky Montgomery (リッキー・モンゴメリー)

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このブログには度々登場するアメリカのシンガーソングライター。低音から高音まで綺麗に歌い上げるのが脱帽です。Line Without a Hookという曲は、特に中盤の超高音が聴いていてスカッとします。

Damon Alburn (デーモン・アルバーン)

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イギリスのブリットポップの代表バンドBlurのボーカル。特に90年代に顕著ですが、深みがあるけれど高音で伸びる歌声が魅力です。声ですぐ誰が歌っているか分かるような、唯一無二の声だと思います。Country Houseという曲では、ポップなメロディーに調和するDamonの独特の歌声が聴けます。

【洋楽】キャッチーでポップなメロディーの曲5選 (2000年代)

At Least I’m Not As Sad (As I Used To Be)

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アメリカのバンドfun.による曲。歌詞は皮肉的で投げやりな内容ですが、可愛いくてキャッチーなメロディーが聴いていて気分を盛り上げてくれます。

Good Gone Girl

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イギリスのポップ歌手MIKAの曲。こちらもある人を皮肉ったような歌ですが、メロディーがとにかくポップ!ピアノの音色も曲全体の可愛さを引き立てています。

This Life

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アメリカのロックバンドVampire Weekendによる曲。Aメロから意外と重厚感のあるベースの音が目立っていて、高いボーカルとの対象がまた良いですね。こちらも、明るくメロディーに対して歌詞はネガティブなのがポイントです。

Why Do You Feel So Down

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イギリスの歌手Declan McKennaの曲。イントロから頭を振って踊りたくなるようなメロディーが素敵です。PVのノスタルジックな雰囲気とゆるいダンスもまた魅力的です。

mona lisa

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アメリカの歌手mxmtoonによる曲。聴いていて、光る星のようなものを自然と頭でイメージしました。イメージしにくい表現かもしれませんが、それ位キラキラした雰囲気のある曲です。

【洋楽】秋の夜長に聴きたい洋楽5選

9月ももう終わり、日も毎日徐々に短くなってきていますね。そんな秋の始まりの夜に聞きたくなるような洋楽を5曲選んでみました。

 

Carry On (fun.)

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アメリカのバンドfun.の代表曲の一つ。静かなイントロと柔らかな歌声から始まり、サビにかけて力強さが増していく曲です。困難があっても前に進んで行こうというメッセージが勇気をくれます。

 

Vincent (Don McLean)

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有名な画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホについて歌っている曲です。優しい歌声とアコギの音色が心を穏やかにしてくれます。情緒的な歌詞でゴッホに対するシンパシーが歌われていて、初めて聴いた時から好きになりました。

 

Sorry for Me (Ricky Montgomery)

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Rickyの母親のパートナー(Rickyにとっての義理の父親)が暴力行為で逮捕された日のことを歌った曲。彼の心の葛藤を率直に歌にしていて、哀愁漂うメロディーと合わさって切ない気持ちになります。

 

Something Changed (Pulp)

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メロディーラインや歌声は、どこか悲しさを感じさせますが、実は運命の人との出会いを歌ったポジティブな曲です。個人的にPulpの中で今のところ1番好きな曲だと思います。

 

Hero (Family of the Year)

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ヒーローというタイトルから、「君ならヒーローになれる」のような勇気付ける系の歌と思うかもしれませんが、実際はヒーローになるのとを期待されてながらも自分は平凡な1人の人間でいたいという気持ちを歌った一曲です。メロディアスなアコースティックギターのラインや高音が美しい歌声が魅力的ですね。

 

ゆったりとしていて繊細な曲が多いですね。今しか味わえない秋の夜長に、これらの落ち着いた曲を堪能してみるのも贅沢な夜の過ごし方かもしれません。